
長崎には、人と人がつながり、新しい輪が生まれていく瞬間があります。
からすみ製造業の小野原さんと、「ワクワクまなびアドベンチャー」を主宰するcotoco株式会社代表、柳さん。
2人が出会ったのは、昨年。異なる分野で活動する市民が集まった「長崎のWA!キックオフミーティング」でした。さて、どんなコラボレーションが生まれたのでしょうか。
声を掛ける勇気が、WAを広げる。
小野原さん
柳さんと最初にお会いしたのは長崎のWAミーティングです。終わった後にすぐに「イベントをしたい」という話を持ちかけられました。
柳さん
ワクワクを発見するアンテナを常に張っているからなのか、小野原さんの自己紹介を聞いてすぐに、「この人に声をかけたい!」って思ったんです。

私は「ワクワクまなびアドベンチャー」という親子で楽しめる長崎市ならではの学びの場を提供する活動をしています。いつか「食」というテーマでワクワクを提供したいと思っていたので、小野原さんとのコラボレーションならそれ実現できると思いました。
小野原さん
突然のイベントのお誘いに加え、子どもたちに向けた内容ということで驚きましたが、「こども×からすみ」の掛け合わせが面白いなと思いました。からすみって、どうしても大人のイメージがありますよね。
これまでやったことがない切り口でのイベントを試してみたい気持ちもあり、いい機会だなと思って「ぜひ」とお返事しました。
それに、自分たちでやるより、もっと面白くなると思ったんです。

柳さん
イベントでは、からすみについて基本的なことをクイズ形式で学び、実際にからすみを食べみる体験ができるように工夫しました。





柳さん
こどもたちは、からすみの原材料や作り方を学んだことで、からすみへの興味・関心をぐんと深めた様子でした。
「からすみ料理をもっと作ってみたい」という子がいたり、その後、実際に「からすみの作り方について本で調べてみた」という話も聞きました。
小野原さん
からすみを知ってもらうイベントをこども向けに開催できたのは、コラボレーションならではだと思います。
長崎のWAつながりマルシェで感じたこと

柳さん
長崎のWAつながりマルシェ、盛況でしたね。
小野原さん
そうですね。知り合いの店とコラボして販売した「からすみベーグル」はお昼前に完売しました。一般のお客さんに混じり、他の出店者の方がたくさん買ってくださったのが嬉しかったです。
柳さん
出店者同士のつながりも深まったイベントでしたね。普段、イベントを開催したり参加したりすることは多いのですが、飲食や物販のかたとご一緒できたのは初めてで楽しかったです。

柳さん
ちなみに、私はこどもを連れてきていたのですが、他の出店者さんのお子さんと仲良くなったんです。1日に何度もアーケードのお店に一緒に買い物に行ったり、楽しそうでした。イベントにこどもを連れていくと、疲れて不機嫌になることもあるのですが、お友達ができたから最後まで楽しんでいました。それがとても嬉しかったです。
小野原さん
事前にミーティングもあったので、まるで決起会のような空気で、出店者同士の一体感も生まれていました。その上でイベント当日を迎えられたので、いい空気感がありました。
出店者に多様性があったので、お客様も多様だったと思います。
日頃参加しているイベントでは得られないつながりができました。それに、浜町アーケードの集客力も感じましたね。まだまだいける、可能性のある場所だと思いました。

探究学習の一貫で活水中学の学生も参加しました。


子どもから大人まで、たくさんの人がコスプレを楽しんでいました。





「気になっていたお店の人と話せて嬉しかった」との回答がありました。

柳さん
そうですね。たまたまアーケードを通りかかった家族が立ち寄ってくれることもあり、浜町アーケードならではの広がりがあったと思います。
じゃんけん大会も、世代を超えて盛り上がりましたね。

小野原さん
小野原本店の詰め合わせをめぐっては、子どもとおじいちゃんの決勝戦となりました。通常のイベントや物販だと、同年代の人が集まりがちですが、今回のイベントは世代を超えた人たちが混ざり合っていたのが印象に残っています。

いいまちって、どんなまち?
柳さん
いいまちって、楽しそうにしてる人や、面白がっている人がたくさんいるまちだと思います。小野原さんも面白がってくださったじゃないですか?そういう人の周りには、自然と輪が広がっていくと思います。
そして、自分が楽しんで、夢中になっていること。それ自体が人を惹きつけて、つながりを作って、結果としてまちのエネルギーになっていく。楽しんでいる人、面白がっている人がたくさんいるまちって魅力的だと思うんです。
自分自身が楽しんでやっていることが、結果としてまちのためになる。そういう状態が素敵だなと思っています!

小野原さん
柳さん楽しそうですもんね。
僕は、いいまち、住みやすいまちって何だろうと考えたときに、2つ思うことがあります。1つは、選択肢が多いこと。毎週末、ここしか行く場所がない、というのはやっぱり面白くありません。
もう1つは、新陳代謝がちゃんとあること。新しいことをしたい人が、新しく何かを始められる環境があること。たとえうまくいかなくても、また次ができる。
そういう循環があってほしいと思います。

小野原さん
実は共通の知り合いが多いんですよね。
今回の対談場所として使用させていただいたこのお店「grace3」もお互いの行きつけだったことが後からわかったりして(笑)
長崎は狭いですよね。今後もお世話になります。
柳さん
こちらこそよろしくお願いします!

今回の対談場所 grace3(グレイスリー)/築町
grace3は、長崎市築町で創業96年となる野口陶器店の中のカフェ。日常使いしやすい器を中心に、カフェで使用している器も販売中。普段の食卓から贈り物まで幅広く使える品揃え。

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